IRON MAIDEN TRIBUTE BAND IN JAPAN

NORI NEDIAM

 TRIBUTE

1st Album 「Iron Maiden 〜鋼鉄の処女〜」(April 11, 1980)

#1. Prolwer
#2. Remember Tomorrow
#3. Running Free
#4. Phantom Of The Opera
#5. Transylvania
#6. Strange World
#7. Charlotte The Harlot
#8. Iron Maiden

Vo.Paul Di'anno
Gu.Adrian Smith
Gu.Dave Murray
Ba.Steve Harris
Dr.Clive Burr

■邦題:「鋼鉄の処女」

東芝EMI CP28-1042(JAPAN CD)

Produced By Will Malone

【Point】

 「つべこべ言わず、兎に角聴け!」の一言である。
 発表から四半世紀経った今でも、色褪せることなく一曲一曲のクオリティーの高さを感じることができる。
 「アイアンメイデンは好きではない」などとのたまう無礼者でも、このアルバムだけは認める輩も少なくはない。

【Encounter】

 当時ビートルズに目覚め、たまたま知り合いからエレキギターを譲り受けて練習し始めたばかりの頃だった。
友人が忘れていったカセットテープをベッドの下で見つけた。
「そういえば"何とか名電"とかいうやつだったっけな」と思いながら改めて再生してみた。
「・・・んん?これってエレキギターの音なのか?」
「俺の持ってるギターはこんな音しねえぞ」
「俺のギターとプロが使ってるギターはこんなに音が違うのか」・・・・。
これが俺とアイアンメイデンの最初の出会いだ。中学2年だった。
 それからというもの、アイアンメイデンのギターの音を出すために雑誌や、 バンドスコア(当時はほとんどの楽器屋には、ピアノ譜ぐらいしか置いてなかった) を探して手に入れ、毎日部活でへとへとになって帰ってきても、 ひたすら練習していたことを覚えている。

【Tune By Tune】

 いきなりギターのストレートなリフで始まる「Prowler」
シンプルなリフとリズムでありながら、溢れる疾走感と重量感。この1曲を聞いただけでアイアンメイデンの虜になりうる衝撃的な曲である。
 1曲目と対照的に、アルペジオをフィーチャーしたバラード「Remember Tomorrow」。 前曲とのコンラストが絶妙な雰囲気を出している。
 ハードバラードの余韻を十分残した後、デビューシングルとなった「Running Free」のドラムリフが 始まる。メイデンには珍しいシャッフルの曲だが、 印象的なドラムパターンがアルバム前半に程よいエッセンスを加えている。
 アナログ版ではA面の最後に収録された「Phantom Of The Opera」
アルバムの中盤で前幕を締めくくり、第2章へのつながりを表現するのに十分なこの曲は、スティーブハリスの「1アルバム1大作」シリーズ 第一弾とも言うべき、プログレ的要素を持った大作である。最近ではあまり用いられないが、アイアンメイデンの初期から中期に多用されている ギターのハモリパートもシンプルながら印象深い。
 B面最初の曲は、インストゥルメンタル「Transylvania」
曲の雰囲気的にはPhantomと相通じるものがあるが、ヨーロッパの歴史ある地方を題名としたこの曲は、歴史を題材にし続けてきたIRON MAIDENの 根源といえる曲の一つかもしれない。
 前曲とつながったような演出がなされた次の曲「Strange World」は、本アルバム2曲目のバラードである。 こちらは最後まで静かな雰囲気のソフトバラードであるが、鳴きのギターにはなかなかの味わいがある。
 かなりパンク寄りな曲「Charlotte The Harlot」
ライブでは演奏されないし、あまり知られていないが隠れた名曲である。曲のスタイルは1曲目の「Prowler」に似た ストレートなパンクロック。
 最後はバンド名、アルバム名と同じ曲名で、説明するまでもない。 未だにライブの最後の曲として演奏され、例外なく曲の中盤でエディーが登場し、異様な盛り上がりを演出する曲である。 歌詞は1コーラスしかないという実にシンプルすぎる曲ではあるが、「いい曲はシンプルなものが多い」という 私の旧友T.Y氏の言葉を証明するような曲である。
 出会いから20年以上経っても飽きることのないこのアルバムは、まさに驚くべき作品である!(Y.Y)

(written by ダイブ バンマス よっし 2006.08.27)

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